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open62541の開発ブランチには互換性がない変更が加わった

以前にopen62541のビルドの記事(1, 2)を書いていたが,その時と異なりGitHubのリポジトリの先頭にはいよいよ次のリリースへ向けて(?)大きな変更が入ってしまった.

GitHubのリポジトリをクローンして使っていると昨年9月のころできていたことができなくなっている.
Server用とClient用の区切りを設けようとしているのか詳しくはわからないが,大きく仕様が変わっており,マニュアルも整っていないようなので,特にWindows用の対応は難しい.試行錯誤でうまく動かすような時間が必要である.

GitHubのリポジトリをクローンして使う場合には,最終リリース版である0.3を使用されることをお勧めする.
ちなみにhttps://open62541.org/では0.3.0の配布になっているのでそちらの方が適当であろう.
昨年9月までは新しい仕様を取り込もうとGitHubからクローンした方がバグフィックスが入っていて便利ということも間違いとは言い難かったが,0.3.0のリリース直前だったからで0.3.0のリリース後は次のリリースへ向けて積極的に変更が入っている.

ファイルの構造が変わって,open62541.hなどの一つのファイルをインクルードすれば足りたファイルがなくなってしまっている.そして,開発版のドキュメントではそれに対応していそうに見えたが,少なくともVisual Studioではライブラリのビルドは成功するのだが,それを使う段階でチュートリアルの方法では失敗する
時間がたてば,もう少し整理されてくるはず.オープンソースでまともに動くOPC-UAの実装の一つなので期待している.

2019/04/24 コンピュータ   TakeMe
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